LOVEFATE~理由~

私と俊ちゃんが付き合い出した事を、

私よりも先に俊ちゃんが蘭子ちゃんに話していた




きっと、メールか電話で告げたのか、

私と俊ちゃんが付き合い出した日の夜にはそれを知られていた




蘭子ちゃんは帰宅後、

すぐさま私の部屋へとやって来てそれを問い質して来た




「英梨、あんた俊太の事好きだったの?!」


そう胸ぐらを掴まれて




「う、うん…」



その迫力に気圧されながらも、

私はなんとか返事を返せた



責められてるとかじゃないけど、

その時の蘭子ちゃんは少し怖かった




< 251 / 728 >

この作品をシェア

pagetop