LOVEFATE~理由~


「――はい」


倉木さんを好きになろうと、
彼の手をそっと握った



倉木さんの手は俊ちゃんよりも大きい




倉木さんは、その私の手をギュッと握り締めてくれた




「俺は、英梨ちゃんの事好きになり始めてるよ」




多分だけど、倉木さんの言った私に対しての好きは、

恋愛感情とはちょっと違うと思う




私も倉木さんに対して、

お腹の子供の父親なのだと家族のような感情や、
同じ命を守る仲間意識のようなものはみるみると芽生えて行っている




倉木さんも、きっと私に対して同じなのだと思うから





本当に愛しい俊ちゃんへの愛情が脆いものだったと感じてしまうくらいに、

子供の存在が私を変えてしまう


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