下駄箱を開ける時
もともと髪が周りより髪がドス黒だったので余計にそう言われていた

兄に助けを求め髪を違う色に染めたら

なんか違う怖さが出たため戻した


そんな怖い私には友人が少ない


そんな私にも香苗だけが友人だった

これで私の事はわかって頂けたと思う

続きの話をしよう

夏休みまであと少しの時だった

朝、下駄箱を開けたら上履きの上に手紙が置かれていた

目をこすって何度も手紙を見た


「ラブレター?」

私にも恋の訪れが来たんだって思った

『さいとうさんへ』

そこから始まる文章を何度も読んだ

ラブレターを書いた理由

『中庭で待ってます』

この一文が目に付いた

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