ホントの心を。
涙は枯れた?
その一週間後くらいの昼休みの事だった。

教室でのんきに読書にふけっていると、隣のクラスの、野神茜に名前を呼ばれ、ベランダへ行った。

少し、嫌な予感がする。

そして、ベランダに着くと、それは確信に変わった。

「茜ちゃんホンマにあれ言うん?」

「さっさと言いなや」

そう。伊丹さんがいたから。

まさか?

ドクンッ

ドクンッ

ドクンッ.....。

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