ホントの心を。
本当、ふざけてる。

女心、わかって無さすぎだって!!

とかなんとか、心の中で森くんに説教してると、終業を告げるチャイムが鳴って。

居心地の悪さに、私は女子トイレに逃げ込んだ。

モヤモヤする。

「なんで?」

私は.....何でこんな人を好きになったんだろう?

叶歌くんは何で回し読みなんて.......

ただ、何で?が増えてゆく。

だけど、残酷な事に、授業の開始を告げるチャイムが鳴った。

溜息をひとつついて、教室へ戻った。

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