16歳のWedding
思えば私は失敗してばかりだった。


小学生の頃から何かしようと思うと必ずどこか失敗する。


何をやっても空回り。


何やってるんだろう、私。


そう思ったこともいっぱいあった。


すでに特技のようなものになってしまっていた。


だから何かを決めることに少しの恐怖を感じていた。


ーーどうしたらいいの。





「婚姻届・・・って、何の冗談?」



やっと絞り出したのはそんな言葉だった。




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