MIDNIGHT SNIPER
It's a show time!
闇を凝視する瞳孔が徐々に研がれてゆく。
副腎髄質から滴るアドレナリンが五感を疾走る。
どれほど場数を踏んでいてもけして慣性に支配されることのない、薄い刃をなぞるような感覚…


生の理にのみ忠実な、
けもののようなこの衝動を嫌悪する必要はない。


少なくとも、今 この時は。


──そろそろ開演ね。


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