悪魔の隣で
「キャー、神谷くんがきたわよー!!」
やばい、人の波だ、こりゃあ
ドンッ
「うおっ」
っと…あっぶないなーー
私。なんかしたっけ。
ドンっ
ドテーン
「いったいなーもう、何度目よ」
膝をすりむいた、スカートを払い
立ち上がる
さすがに、そろそろ怒る
神谷くんがきたからってなんなのー
「蒼空ー」
「芽生ちゃん!!」
「おはよーってまーた波に飲まれたのか」
「アハハ、まあねー
芽生ちゃんはいいなー身長高くて」
「それ、何回言うのー、高いより
小さい方が可愛いでしょうが」