【短編】なんであいつに勝てないの?!
すやすやと、いつもと変わらない憎たらしい顔はなくて、ただの美少年。
ばっとベッドから降りる。危険すぎる。こんな男。頭はいいけど、なに考えてるのかわかんないし。
…寝顔は可愛いなあ…。
ベッドに腰かけて眺める。うわ、肌つやつや…。
出来心で頬をつんつんしてみる。
「…なにしてんの??」
いつのまにか奴の目が開いていてあたしを見ていた。
「う、わ…っ」
次の瞬間には押し倒されてた。