気晴らし日記
相手にしたくない☆
統合のあたしの一ヶ月の記録。

あたしはUに入りました。

初めはそんなに期待していなかった。

ただ、皆の後をついていくだけだったから

どんなに妄想や幻聴が入っても

皆の後をついていかなきゃっていう思いで

スルーできました。

話しかけられたらキョドってしまったり

逆に大事な事を話しかけられなかったり

したけど、何にもしてないから良いやって

思えました。

ひたすら耐えて、ひたすら皆の格好を真似して、ひたすら皆の感じを真似して

一喜一憂してました。

授業も普通に始まって、正規になって、同じようなサイクルが続いてきた矢先の事。

だんだん私は授業の時、慣れてきました。

足を組んだり

寝てしまったり

変な絵を書いて授業の話が聞けなかったり

机をどんどん叩いたり

男の子の事を蹴ったり

男の子に暴言を吐いたり

男の子の事を殴ったり

男の子のペンを取って暫く持っていたり

色んな事がありました。

調子の悪いときは、教室を出るようにと言われた。

呼び出しを何回も受けた。

殆どの授業に出るなと言われた。

そして、父に

「皆はお前を理解できないから、お前が皆に合わせろ」

と今日(4月30日)に言われた。

名前を偽るなと言われた。

質問の回答に嘘をつくなと言われた。

私の病気が再発しかけたのは、

皆で行った合宿の時だった。

その頃から、私も混乱してた。

皆も私に対して冷たかった。

優しくしてくれる先輩も一人いたけど、

合宿が終わったら、

どこのキャンパスでも、どの日でも

見なくなった。

授業を聞くのは大変で

部活も決まって、部員として一応顔出しして、

やっぱり苦くて辛かった。

でも、良いかな♪

こんな人生でも、

ノートを見せてって聞けた。

その問いに答えてくれた。

「あっ、はい、メモ用紙」と

ペンは貸してもらってメモ用紙はくれた。

何にも言わずにさっと

教科書を私の方へ寄せてくれた。

全然違う部活なのに、部室を案内してくれた。

「今日部活来る?一緒に来れたら行こう」と

私が断らなければ行ってた感じで誘ってくれた。

些細な優しさ。

私はすっかり忘れていた。

些細な、ならいくらでもある。

本当に探せばいくらでも。

それなのに。

私は欲と夢を抱きすぎて、現実離れした事を描いていた。

それは恥ずかしくて情けないことだ。

だから、通りすがりに悪口を言われたり

幻聴が聞こえたりするのかもしれない。

それでも、私と同じような患者も

同じような苦しみを抱いていて

私だけじゃないと励まされるだけで

心が和んでくる。
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