のばしたこの手は届かない。
「違っ!」


「先生…私たちもうダメだよ…。」


「なんで…。」

「だって私…。」


「エレナ!」


ギュッ…


「やめて…先生…。」


「ごめん。俺はエレナが好きなんだ。信じてくれ。」


「先生…離して!」


バッ


「エレナ…。」


「ダメだよ先生…。先生に触られるたびについ思い出しちゃう…先生が小野先生とって…。」



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