駆逐系男子【更新再開】

周りの視線なんて気にもしないで、吉良くんは私を見つめている。
なんだかいたたまれない気持ちになり、視線をそらす。

吉良くんが素敵だから、みんな見てるんだよね。


はじめて会った時と同じで、眼鏡をかけていない彼はとてもイケメンさんだ。



「あれがまさか彼女とか?ないわー」

「うちらと遊んだほうが絶対楽しいって!」

周りにいた可愛い女の子のひとりが、吉良くんの腕にぎゅっと抱きつく。


わ、わわっ……!
なんだか見てる私が恥ずかしいです……


明るくて可愛い女の子。

私とは、正反対だ。


< 94 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop