《続》手にしたあとは?


完全にいつものキャラに戻った要は、私のホッペにキスをして…走り去っていった。



「ちょっと要…っ!


……う〜…どうしよ…きっぱり言うはずだったのにぃ…」



ぽつんと一人取り残された私の独り言はきっと誰の耳にも入ってない。耳に入るどころか周りには誰もいなかったんだ。



明日にでも彩に相談しなきゃ!

でも冷静に考えて、少し冷たくすればすぐに諦めてくれるって思った。




ホッペだけどキスされた…
たかがホッペ…

要には悪いけど、ホッペだって大樹以外の男に触られるのは嫌…



ごめんね大樹!




大樹は今日バイトだから家で待ってよう。

いっぱいイチャイチャして消毒してもらうんだ。


ご飯作って待ってよう。



そんな事を考えながら大樹の家に向かった。







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