ずっと傍に‥。

「緋呂くん…」

「こんなところでなにしてんの?」

「いや…ちょっと。」


そう言って私は緋呂くんから目線を外した。


「公園行く?」

「うん…」


公園に向かう途中ずっと無言のままひたすら歩いた。


でも今はその方がいい。



私の頭の片隅には彗斗の顔が浮かんでは消えて…その繰り返しだった。


これからどうやって接していけばいいんだろう。


明日どんな顔をすればいいんだろう…



< 122 / 272 >

この作品をシェア

pagetop