初めての恋に溺れる人魚~my first love~

私の腕を掴んでいるのは―…月島先輩。

しかも、


「こいつ、借りていい?」


って、小谷さんに聞いてる。


「あ、は……はいっ、どうぞ、どうぞっ……!」


小谷さんがどもってるトコなんて初めて見た。瞳なんてハートマークだ。

でも、それよりも自分の事。

本当に月島先輩が来た……!


「これ、あんたの鞄?」


「は、はいっ……」


月島先輩は机に置いてあった私の鞄を持つと、また腕をひっぱって私を起立させる。


「じゃ、行くぞ」


「は、はい……!」


そう反射的に返事をしてしまったものの、〝行く”って何処へ??


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