初めての恋に溺れる人魚~my first love~
これは、どう収めたら……?とハラハラしながら先輩達を見ていると、
「陽、お前は可愛いコ見ると次から次へとだな……」
と、小栗先輩が呆れた顔で出て来てくれた。
「こんにちは……」
私は小栗先輩にペコリと頭を下げて挨拶をする。
「コイツ、軽いから海音ちゃんも気をつけてね」
「え……」
「お前らホントに俺の扱いが酷いな~俺なりの海音ちゃんに対する挨拶だよ」
なぁ海音ちゃん?と同意を求められて困ってしまったけど、
「は、はい……」
と一応、答えてしまった。