Sing a song ~ただひとつの歌を~
蓮「おはよう、君さっきの子だよねぇ?
なにしてるの?」

蓮司はニッコリ笑いながら話しかけて
くる…が、気持ち悪い。作り笑顔過ぎて
気持ち悪い。なんなのこの男。作るなら
もっとうまく作ろうよ、下手くそが。

私が引きぎみで見ていると一瞬目を
すがめた。 …!ヤバい。目つけられた?

私は気を取り直し恭介に向かって
おそるおそる話しかける。

『あ、えと、なんでしょうか?』
恭「お前なんでここにいんだ?もうすぐ
授業だろ?」

え?それあなたがいいますか?あなたも
ですよね?あなたは良くて私はダメだと?
とんだ暴君だなぁ、おい。

『え?何かいけませんか…?』
恭「いや?でもあの進学クラスで俺たち
みたいな族ならともかく一般人が
サボるなんて珍しいからな。」

!!!しまった、なるほどね。進学クラスなんだから普通はサボるなんてあり得ない
わけだ。でも私はサボってる。だから
こいつらは目をつけたのね。
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