自由奔放な恋愛達

翔ちゃんがVIPCARのチームに入ると言い出した。

「友達も入るって言うし、遅くまではいないからいいでしょ?」

「いいけど...」

何か胸騒ぎがしたけど、OKした。
翔ちゃんだってまだ19なのだ。
いくら結婚したからってやりたい事があるに決まってる。


土曜日。20じ頃。

「今日は、集会があるから行ってくる」

「わかったよ。遅かったら先に寝てるね」

「うん。なるべく早く帰ってくるよ」
ちゅーして見送った。

ちゅーして見送るのと寝るのは決まり事みたいになっていた。

メールがきた。
「地元の怖っい先輩がリーダーだった!!」
そんなのよく調べたらわかるだろーに。笑

「いじめられたら愛が守ってあげるね」

「なんで嫁に守られなきゃなんだよ 笑」

時間はもう0時になろうとしていた。

借りていたDVDも観終わってしまったし寝ようかなって
思っていたところマフラーの音が聞こえてきた。

ほんとにうるさくて、近所迷惑にならないように、
住宅街に入るとゆっくり走って帰ってくる。

だったらやめればいいのに。笑

男はわからんなぁ。

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