石田君は2人います。
12

飲み屋を出て、優と別れた後も俺は悶々としていた。




そうだ、あの当時は会社の編成で営業部が2つに別れた時期だ。


周りの部署だけでなく、第1・第2の社員自身もすごく混乱していた時期でもあった。



俺はあの時
優の企画担当は自分営業担当だと思い込んでいたから


子供みたいだけど
営業担当が自分でないとわかって、優を避けるようにしてたんだ。



何で営業担当は俺じゃないんだ。
いつも、一緒だったじゃないかってすごく裏切られた気分だったんだ。
< 47 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop