姫の笑顔

ーsideミリヤー

朝食を食べ終わった後、お兄さまが

「ユウキから聞いたが、城を散策ならパティとユウキを連れていけば大丈夫だ。」と言った。

「ありがとうございます。パティさんとユウキさんに何時が空いているか聞いてみます。」と言ってその場を後にした。

ー昼間ー

わたしはパティさんとユウキさんと一緒にお城の散策をしていた。

…お姫さまなのにお城の中を知らないって疑問だしね。

お城の中は一日では覚えられないから、今日は重要な場所に限定して案内して貰った。お父さまとお母さまの部屋、お兄さまの部屋、王族専用の食堂(お父さまの意向で家族で食事出来る時はすると言う事らしい。)近衛騎士の宿舎(お兄さま、エルさん、ユウキさんは普段はここに居るから、と言うことで何か有れば来れる様にと言うこと。)今朝行った中庭は大丈夫だから省いて、あと中には王立の図書館があって入ってみたらところ狭しと棚に入ってる本の山。

見上げても壮観でユウキさん曰く、『ここで読みたい本が無ければ国には無い』…らしい。って事は外国から取り寄せるのかな?

今日の散策はここまでで後日となった。

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