【完】君と、前へ。
大きく広がる青い空
晴れ晴れとした明るい、空
照らす太陽があの時は2人だけを照らす光のように思えた
今でも覚えている
あの言葉に添えた、私だけを見つめる君の綺麗な眼差し
恥ずかしそうな頬
「___俺も、奈津が好き」
あの言葉と声は形にはどうしたってならないけど、
私の心に住み続ける大事な宝物
______あの時あれほど好きだった
自転車から見えた君の大きく広い背中は
今
私に向けて遠ざかっている