あたしに明日は来るのでしょうか。



完全に治ったら、何しようかな。



そう思いながら、学校に続く道を歩く。


あ。

そう言えば、まだ榊にアイス奢って貰ってなかった。


肩に掛けた鞄の取手を握りしめながら、その場にピタリと止まる。


あの日から結構時間経っちゃったから、榊忘れてるかもしんない。




いや......それは、あたし的に困る。



あの日理科ノートを持って行ってあげたのは、誰よ?



< 150 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop