あたしに明日は来るのでしょうか。



「嘘じゃないって‼︎ うん...でも、今の薫の表情が、その時の皆の表情」


「え?」


どういうこと...



「だから、その場にいた薫以外皆、目が点になったわけ」


「え......」


「まぁそりゃ目が点になるのは当然よね。“私には関係ない”オーラがプンプン漂ってたし。しかも、その上“めんどくさい”って表情してたし」


そう言って、クスクス笑いながら、あたしの頬を引っ張る陽架里。



「ひ、ひきゃり......」



あたしって......そんなめんどくさいヤツだったんだ...




< 32 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop