あいつと最後の恋愛・・・できますか
先週といい今週といいこの生活の変わりように疲れているのか

それとも不安なのか、声を掛けられる人すべてが大丈夫と言ってくる

特に今日はそれが酷い・・・

午後の仕事中課長に呼ばれた。

「玲ちゃん今書類何処までできた?」

「後は・・・プリントするのみです」

「じゃ・・・帰っていいよ」

「は?まだ仕事が・・・」

「玲ちゃんちょっとおいで・・・」打ち合わせ室に向かった

ブラインドを下ろしたのでみんなからは見えなくなった。

課長が携帯で美紀子さんを呼んだ。

「どうしたの?あれ?玲」

「美紀子、玲ちゃん早退な・・」

「OK・・・じゃ玲ちょっと座って」

「はっきり言うぞ。玲ちゃん川崎のことだけど」

「はい何でしょう・・・」

「玲ちゃんには申し訳ないが、川崎が聡のアシスタントになる。
メインは敏則だけど、ほぼ聡だ。だからプライベートの時間も
いる時だってあるかもしれない。それはパーティーに呼ばれたり
向こうの付き合いだってある。聡は意志が固いやつだから心配は
していない。でもな・・・玲ちゃんに誤解を招くこともあるかも
しれない。玲ちゃんには酷かもしれないが、わかってほしい」

「課長・・・心配かけてすいません」

「いや・・玲ちゃんの今日の姿みてな、昔の美紀子を思いだして」

「え?」

「そうね・・私も昔はそうだった・・あんたより酷かったわ」

「美紀子さんが?」
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