あいつと最後の恋愛・・・できますか
する?しない?
無事に到着した。会社に連絡を入れて明日から出勤することを伝え

重い荷物と体を引きずって家に帰った。

玄関を開けて部屋に入りソファーへ傾れこんだ。

「あー体がだるい・・・」天井を見上げながら目を瞑った。

暫くして遠くに聞こえる携帯の着信音で目が覚めると

部屋の明るさが変わっていた。

時間がかなり経っていることに驚きながら電話に出ると聡だった。

「玲?何度も連絡入れたんだけど・・」

「ごめん・・寝てた・・・」

「やっぱりな・・・」

「・・どうしたの?」

「メールも何もないから心配になって」

「ごめんなさい」

「体調はどうだ?」

「う~ん・・大丈夫・・」

「寝る前にちゃんと食べろよ。酒だけにはするなよ」

「はい・・・」

「まだ寝ぼけてるか?」

「・・・もう大丈夫よ」

「俺もそろそろ仕事だから・・・」

「え?もうそんな時間なの!」

「こっちは朝だぞ」

「あ・・・私かなり寝てたかも・・・」

「そうだろうな・・・まぁゆっくり休んで明日から頑張れよ」

「うん。ありがとう・・」

「じゃ行ってくる」

「行ってらっしゃい」

電話を切った。
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