あいつと最後の恋愛・・・できますか
感情
「私・・実はさ・・恋愛に臆病になっている所があってね・・・」

「は?そんな歳か?」と健二に突っ込まれた。

「あんたやっぱバカね」沙織が頭を叩いた。

「何か訳があるのか?」

「うん・・わたしこの前、振られたって言ったでしょ。
 その理由が・・お前は一人でもやっていけるだろ・・でもあいつは無理なんだ。と言われた・・」

「それって・・まさかあの人?」

「そう・・荒木課長・・」

「お前!課長と付き合ってたのか!」男二人が驚いた。

「うん・・黙っててごめん」

「あいつそう言えば・・」聡が思い出したかのように言った。

「聡、何かしってるの?」

「課長って結婚したよな・・確か・・でき婚だったような・・」

「やっぱり・・そっか・・」

「玲、知らなかったの?」

「浮気はわかっていたけど・・ね」

「お前相談しろよ!」

「できないわ。だって相手課長だし・・沙織しか言えなかった・・・」

「玲、お前よく今仕事してるよな」

「だから・・一人でも大丈夫ってこと」

「玲らいくないな・・一人はさみしいくせに・・」と聡がぼそっと言った。

「だから聡が救いだったのよ」

「そっか・・」みんなが黙ってしまった。

「ごめん!変な話して!」

今晩は飲もう!!と残っていたグラスのワインを一気に飲んだ。
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