あしたになれば
公平は全速力で走るが、三人が思うようにスピードが上がらなかった。


このままでは逃げ切れない、どこか安全な場所へ逃げようと思った。

階段を降りて右に走る。


公平が後ろを見て、レインコートの男が、まだ階段を降りて来ていないことを確認して

「ここに入ろう」

すぐに入り鍵を閉めた。
邦裕は中を見渡してから

「理科室?」


「そうです」

「丁度いい、アイツに対抗出来る物があるかもしれない」


急いで探すが、間も無く廊下から『コツコツ』と歩き音が聞こえてきた。
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