JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】


「何、びびってんのよ!大丈夫だってば」

「だめだよ!真佐も、あんなキスされたら好きになっちゃうよ」

「へぇ、そんなに魅力的なキスなら私も試してみたいな~」


真佐は、カクテルのブルーを見つめながら目を閉じた。

だめだめ。

真佐がライバルになるのだけは、だめなんだから!!


「別に誘うつもりはないよ。ただ、ちょっと近付いて、倉坂壮志のことを調べてみたいだけ。もちろん、菜々子のためだよ?絶対好きになったりしないから」

「・・・・・・めちゃめちゃ心配なんだけどぉ」

「ふふふ。信用ないなぁ。私は彼氏いるんだし、安心してよ。ってもう別れるつもりだけどね」



倉坂さんのことを、まだ信じたいと思っている私。

あんな発言を聞いてもまだ、そんな人じゃないと思いたいんだよねぇ。

バカだね、私も。


「定番だけど、ちょっと引いてみるのもアリだと思うよ」

真佐はそう言って、セクシーに氷をなめた。

「ちょっと距離を置いてみることも必要だよね。振り回されるのも疲れたし」


なんて言ってみるけど、疲れてなんてないんだよ、私。

幸せだったもん。

振り回されることに快感を覚えていたのは事実なんだ。




< 69 / 331 >

この作品をシェア

pagetop