ブナイレンアイ

退部届けと、みんなの想い


ピンポーン


また次の朝。


私は目覚ましのアラーム音ではなくて、玄関のチャイムの音で目を覚ました。

「はーい?」


誰だろう、朝早くから…


「え?カオルくん?」


まぁ、きっと心配して、誰か来てくるのではないかとは思っていたけど、カオルくんだとは思わなかった。


それにほかのメンバーはいなそう。


「どうしたの?カオルくん?」


「先輩!迎えに来ましたよ!部活、行きましょう?」

純粋にそう笑いかけてくるカオルくんに私の胸が軋んだ。
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