呪鬼-ジュキ-






私は昨日の夜に起きたことを全て菜々に話した。


「そんな事があったんだ…。でも人影は見間違えじゃない?美紀の部屋の窓って手すりも何も付いてないじゃん」

「それは私も思ったけど、確かに飛び降りた音と走り去っていく音を聞いたんだもん…」


あれは絶対に見間違えなんかじゃない。
もしかしたら日本刀と何か関係があるのかな…?


「とにかく!過ぎた事を何時までも考え込んでないで、その日本刀の事が最優先なんじゃない?」

「そうだよね。取り敢えず、帰ったらおじいちゃんに聞いてみるよ」

「ん!そうしなさい!」



菜々に相談したら大分ラクになったな…

ほんと、いい親友を持ったよ。有難う菜々。



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