芸能&恋活動

私は、お母さんが作ってくれたカレーライスを食べながら家族みんなに、


「大事な話があるから、ご飯食べたあと話すね♪」


だけ伝えた。






ご飯を食べ終わってテレビを見ていると
みんながリビングに集まっていた。


弟の光樹(こうき)が
「ねぇねぇお姉ちゃん、話ってなに?」



「あ、うん…単刀直入に言うね……私、アイドルになる。」


みんな今まで見たことないくらいなびっくりした顔で私を見てきた。






そして
お父さんが口を開いた。

「なんでアイドルになりたいんだ?」


「うん、私ね何かを頑張りたいって思ったの。
あの、村山事務所のオーディションを受けたの。

3000人の中から私だけ選ばれたの。

私、最初はやるつもりなかった。

でも、応援してくれるって言ってくれる友達も
いて、もっと私の笑顔でたくさんの人に笑顔で
応援してほしいって思ったの。だから…」


「考えさせてくれ…」


そう言ってお父さんは、自分の部屋に行ってしまった。



でも、

「お姉ちゃん頑張って!!」

「うん。ももならきっとたくさんの人を笑顔に出来る」

とお兄ちゃんも光樹も言ってくれた。


お母さんなんて、

「まぁ、そうと決まれば事務所の人に挨拶にいかなくっちゃ」


なんて言っている。




「お母さん、お父さん大丈夫かな!?」


「大丈夫よ。お父さんも、もものこと分かってくれるわよ。」


「そうだよね……そういえば、事務所の人が土曜日にうちに来るんだって!!」




「そうなの!!それまでに家の掃除と
お父さんを説得しないとね★」


「うん♪」
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