ふくれっつらな俺のプリンセス

「それにしても…何だこの集団は?」と思ったのは男性陣。

本気で彼女をゲットしに来たとは到底思えない人たち

蓮兄の大学時代の友人なのか?

『ヘアスタイルからファッションセンスに至るまで、どう考えても奇抜過ぎだろ』

そうツッコミを入れたくなってしまう。

明らかに引き攣った愛想笑いで対応している人も居るみたいだけど…

盛り上げ上手な男性陣に乗せられて今日を楽しんでしまえと腹を括ったのか?

それなりに楽しげな様子を見せ始めた女性たち

でも俺の頭の中を占めていたのは

「唯、手に入らないモノを手に入れたい…ってだけの気持ちでしかないなら舞衣のことは諦めろ、

おまえが全然知らない相手だったらこんな事は絶対に言わない…

だけどこれは学と舞衣だけの関係が変わるだけでは済まない事態だから…」
そんな蓮兄の言葉。

蓮兄に言われなくても、俺の想いが小原家との関係に影響を及ぼす事態になる事は何度も考えた。

…それでも舞衣への想いは『唯、手に入らないモノを手に入れたい』なんて薄っぺらい独占欲なんかじゃ決してない。

それだけは断言できる。


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