私の生徒はヒーローで○○です【完】



「すみません。

台車ありますかー?」


私は定員さんに聞く。
恥ずかしいので小さな声で。

「だ、台車。

ありますけど....。」


ほら定員さん
びびってるじゃん。


私も嫌だよ。


定員さんが台車を取りに行ったところで、携帯を開いた。



えーっと。

五十嵐賢治っと!

あっ。あった、あった。

そこで、通話ボタンを押した。

プルルプルルっと音がなる。


3コール目で

「はい?

先生?」

っと賢治の音がした。


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