私の生徒はヒーローで○○です【完】


そりゃあ、台車に酔っぱらい乗せて歩いていれば、笑われてもしょうがない。


でも、やっぱり恥ずかしさはおさまらない。


やっとの思いで、鈴奈と賢治のマンションにつく。


鈴奈のカバンからカギを取り、あける。


「賢治くん。

鈴奈持って、そこの部屋まで運んでー。」


「はっ?

なんで!」


「仕方ないでしょ。

私も、飲んでフラフラなんだから!

今、持ったら吐いちゃうよ。」



さっきから、頭が痛くはないけど、ふわふわって浮いてる。



< 127 / 154 >

この作品をシェア

pagetop