HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「わしの父親と彼の母親の爺様が同じ特攻隊員だったんだ」
私から見ればひいお爺様。ひいお爺様は18歳にして特攻隊員となった。鹿児島の知覧で特攻の出撃の命を受け、終戦を知らず、スタンバイしていた。
終戦を知らせてくれたのが多分、佐野部長のお爺様だと思う。
それで、九死に一生を得たとか。
小さい頃から耳にタコが出来る位…その話は繰り返し繰り返し訊いていた。
「その話は何度も訊きます」
「俺も田舎に帰る度に、お爺さんは一人の青年の命を救ったと自慢していました」
佐野部長は爽やかな笑顔を浮かべながら話の輪に入り込んで来た。
私から見ればひいお爺様。ひいお爺様は18歳にして特攻隊員となった。鹿児島の知覧で特攻の出撃の命を受け、終戦を知らず、スタンバイしていた。
終戦を知らせてくれたのが多分、佐野部長のお爺様だと思う。
それで、九死に一生を得たとか。
小さい頃から耳にタコが出来る位…その話は繰り返し繰り返し訊いていた。
「その話は何度も訊きます」
「俺も田舎に帰る度に、お爺さんは一人の青年の命を救ったと自慢していました」
佐野部長は爽やかな笑顔を浮かべながら話の輪に入り込んで来た。