HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
イケメンに情熱的な瞳で見つめられた経験のない私。
不整脈のように心臓が高鳴った。

佐野部長に胸の高鳴りを知られたら困る。私は懸命に鼓動を平静に戻そうと頑張った。

「俺はとても素敵な女性だと思っています。二人の出会いが運命なら…その運命を受け入れて、彼女と結婚してもいいと思っています。社長」




「それがいい…。わしも佐野君になら社長の椅子を譲れるし、倅の忘れ形見の優奈を嫁にやれる」



「任せて下さい…社長。俺が優奈さんを幸せにします!」




お爺様と佐野部長は二人で意気投合し、当人を放置して結婚話を推し進めていった。




「…お爺様、お爺様には隠していましたが…私には交際している相手が居ます!!」

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