HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「一体、何しに来たんだ?麻衣子」



いつもの恭介らしくない荒立った口調で麻衣子に話掛ける。私にとっても恭介にとっても…麻衣子さんは招かざる客人だった。




「つれないわね…7年振りに会ったのに…」



麻衣子さんは恭介を寂しげに見つめる。




「この子が恭介のジュニア?」




「はい」




「恭介に似てないわね…瞳は黒?少し茶色がかってるかしら…本当にクォーター?」





「え、あ…」





「麻衣子お前は帰れっ!!」




恭介は麻衣子さんの背中を押して病室から追い出した。


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