HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
~柾史side~
渋谷に出来た新しい雑居ビルのセレクトショップの内装工事のレイアウト変更を受け、俺は最終確認にと現場に向かい、オーナーの女性に会った。
ショップのオーナーは黒髪ボブの若い美女。
「設計部インテリア室の近江柾史です」
「初めまして、堀田麻衣子です」
互いに名刺交換して、現場の一角で彼女にレイアウト図を見せ、最終的な合意を求めた。
「あたしのせいで迷惑掛けてしまって…」
「こちらの提示したアイデアはあくまで、こちらの考えで…最終的な判断はクライアントさんが決めるコトです。別に迷惑だとは私も思っていませんから、そう…気になさらず」
「近江さん、優しい方ですね…」
俺は営業スマイルで彼女の艶のある媚びた笑みに応えた。
ショップのオーナーは黒髪ボブの若い美女。
「設計部インテリア室の近江柾史です」
「初めまして、堀田麻衣子です」
互いに名刺交換して、現場の一角で彼女にレイアウト図を見せ、最終的な合意を求めた。
「あたしのせいで迷惑掛けてしまって…」
「こちらの提示したアイデアはあくまで、こちらの考えで…最終的な判断はクライアントさんが決めるコトです。別に迷惑だとは私も思っていませんから、そう…気になさらず」
「近江さん、優しい方ですね…」
俺は営業スマイルで彼女の艶のある媚びた笑みに応えた。