HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
「お帰りなさい…恭介」




「ただいま」



「今日も寒かったでしょ?今夜の夕食は恭介の教えてくれたポトフよ」




「そうか…温まりそうだな…」




恭介と私はガスファンヒーターで暖まったリビングに一緒に入った。




「マー君…ただいま…ママを困らせてなかったか?」




「マー君はいい子にしてたわよ。今日はうんと沢山…ママのおっぱいも飲んだし」





「それは良かったよ」




恭介はコートを脱がずにマー君を抱っこした。




「恭介、先に手を洗ってから…抱っこしてって言ってるでしょ?」


「はいはい…怖い…ママでちゅね」



恭介は赤ちゃん言葉でマー君に話しかけ、ベットに寝かせた。

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