HONEY TRAP(1)~上司は身勝手な婚約者~
私は必死に恥ずかしい妄想を追い出して、部長に話しかける。
「…挨拶しようと二度訪問しましたが、ずっと留守でしたよね」
「まぁな。ずっと、川崎の案件にかかっきりで…川崎に居たんだ…」
「そうだったの…」
私は箸で部長の焼いた目玉焼きの黄身を崩す。黄身のトロトロ感が私の大好きな感じで超美味しかった。
男が女の手料理で胃袋を捕まれるのは判るけど、何で女の私が部長の手料理に胃袋を捕まれているんだろう。
「美味いだろ?その目玉焼き。大学時代、洋食屋の厨房でバイトしていたんだ。料理には自信があるんだ…」
「まぁ。マズくはありません」
「素直なのはカラダだけか?」
「な、なな何を言うんですか?」
「優奈は憶えていないだろうけど、淫らだったぞ」
「み、みみみみ…淫らって・・・」
「やっぱり、欲求不満だったな…」
「別に一度、寝たくらいで…私を全てを判った顔しないでよ!」
私はそばに置いてあった布巾を部長に投げつけた。
「…挨拶しようと二度訪問しましたが、ずっと留守でしたよね」
「まぁな。ずっと、川崎の案件にかかっきりで…川崎に居たんだ…」
「そうだったの…」
私は箸で部長の焼いた目玉焼きの黄身を崩す。黄身のトロトロ感が私の大好きな感じで超美味しかった。
男が女の手料理で胃袋を捕まれるのは判るけど、何で女の私が部長の手料理に胃袋を捕まれているんだろう。
「美味いだろ?その目玉焼き。大学時代、洋食屋の厨房でバイトしていたんだ。料理には自信があるんだ…」
「まぁ。マズくはありません」
「素直なのはカラダだけか?」
「な、なな何を言うんですか?」
「優奈は憶えていないだろうけど、淫らだったぞ」
「み、みみみみ…淫らって・・・」
「やっぱり、欲求不満だったな…」
「別に一度、寝たくらいで…私を全てを判った顔しないでよ!」
私はそばに置いてあった布巾を部長に投げつけた。