退魔術師
月下の陣
人世に満足してこの世を去った人はどの位いるのだろうか

あの世に旅立てない理由として主にこの世での未練がある
大半は突然人生を絶たれ後に残された人を思うと無念の気持ちで旅立つことができない
幼き我が子
年老いた親
親愛なるパートナー
親しい友人
死因も病気事故など様々である

特に自殺行為は地縛霊となりこの世に縛り付ける
だからといって自分の存在を示すために生者に危害を加えていいわけではない
死者にも法律(ルール)がある
いつの時代にも人は心に闇を抱えながら生きいるそれが積り積もって鬼となる

平安の時より帝の命を受け暗躍する陰陽師たち
その中でも特殊として扱われていた人物たちがいた
彼らは他の陰陽師達からも一目置かれる存在だった

時は流れ新たなる時代へと続く今の現代

特殊陰陽師の血を受け継ぎし国家討伐部隊として表舞台に姿を現した
闇の番人達

人は彼らをこう呼ぶ

退魔師とー
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