もう弟なんてやめてやる。
「お前はそれより、雫の友達の芹沢穂乃華(せりざわほのか)だろ?俺の心配してる暇あるなら、自分の心配しろよ」

「!?おおお俺のことはいいんだよ!」

「はっ、」



真っ赤な顔をして
素直な奴。

時々そんなお前が
羨ましくて仕方ない…



「そ、それなんだけどさ…今度4人で出掛けるとか…む、無理かな?」

「何キョドってんだよ。気持ちわりーな」

「や、その…お前から言ってくんない?芹沢に」

「は?何で俺なんだよ。雫に頼めばいいだろ」



第一、俺そんなに
芹沢と話したことないし。

雫といつも一緒に居るから
たまーに話すくらいで。


「雫からだったら、何かやらかしそうじゃん」

「………」

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