もう弟なんてやめてやる。
────怖い。
“姉弟”かどうかは別として、
これで俺たち家族が
何か変わるんじゃないか…
崩壊するんじゃないか…
そう思って。
俺たちがしてることは
すでに“家族”を崩壊させることなのに…
「…陸、大丈夫だよ」
「………」
雫が何かを悟って
俺に笑顔を見せる。
「あたしが、居る」
「…っ、うん、ありがと」
陸の手が再び動いた。
請求理由は適当に書いて
職員に渡す。
取り寄せるのは、
─────陸の戸籍謄本。