図書館のカガミ
「――香神さんってすごいよなー!!!って思ってたりしてたわけ??」
ボッーとみていたところをしっかりとみられていたのか怒賀さんに図星をさされ声を出すよりとにかく首がもげるくらいに縦にうなずいた。
「………怒賀さんでも香神さんに適わないって思うんですか?」
話題を変えるように咄嗟に切り出した言葉に怒賀さんはムッとした口調で返した。
「何それ?
柄でもない!!!!っていいたいわけ??」
突然くってかかりながらもブックトラックを引き作業室へと歩きだし私は慌ててブックトラックに掴まるように背後から押した。