図書館のカガミ


でも香神さんの配架はそこに香神さんが残した痕跡とともに見事に綺麗なまでに本が乱れていることもなく倒れていることなど有り得ないまでの完璧なほどに本がキッチリと整理整頓して収まっていた。


―――確かに…神だわ!!



その惚れ惚れするほどの並びに運悪くも私の胸におさめている本の請求記号があることに気付く…。


―――どーしよう……!!


まさかの事態だ!!

香神さんが書架整理した棚に私がメスを入れることになろうとはいくらお気楽でマイペースで天然…の私でも戸惑いが生まれる。


―――この形を崩したくない!!
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