図書館のカガミ
なんとか休憩室に辿り着いた私は休憩中の人達がいる間から身を乗り出して本の行方を探す。
「………お…お疲れ……?
何か探してるの?」
「おわっ!!」と叫びながら私に尋ねた休憩の男性。
「―――お…お疲れ様ですっ!!
あの…つかぬ事うかがいますがここに絵本おいてありませんでした?」
つかぬ事でもないほんとは重大な用件だけどひとまず半ばいや思いっきり食いついて尋ねる。
「絵本…??
もしかして…。
枕兄やんの下にあるやつ?」
のんびり~とした気が抜けそうな感じで『枕兄やん。』に視線をなげかけた。