図書館のカガミ
ぼんやりとした白い霧に光が反射するなか数名の影が映る。
――しらゆきくん!!
フワッと前髪があおられた風に舞う感触にゆっくりとぼんやりした視界が開けて影がはっきりと形になっていく…!!
「あっ…!!
目が覚めたみたい!!」
高めの男性の声がまだ慣れない耳に届く…。
目がだんだん慣れてきて影は形を縁取り視界が開けるその先に私を覗きこむ世にも輝くイケメン達が私を見下ろして………。
「「白雪君!!」」
視界が開けたと思った先にいきなり黒い影が遮り私を覗き込んだ。