図書館のカガミ



扉からこぼれる光と同時に図書館の中にコツコツという音を響かせながら近づいてきた。



―ゴーン…ゴーン…ゴーン…ゴーン…。


大きくて古い時計の開館の鐘の音に靴音は消されながらご利用者の方々が次々と歩みを進めてきた。


「おはようございます。
整理券を拝見させて頂いてもよいですか?」


今日のイケメン当番さんが整理券を拝見してそれぞれの担当イケメンさんのところへ案内する。
< 35 / 201 >

この作品をシェア

pagetop