図書館のカガミ
そんな私の様子にみかねた先独さんは私の横に並び色付きの箱を指差した。
「ひとまず同じ色の箱分けからやっていった方が効果的かな?」
穏やかな温かい笑みを浮かべてバラバラに配置されている手前にある箱をヒョイと持ち上げた。
「は‥はい!!」
先独さんの助言にホッとした私は先独さんの持ち上げた箱を続けて持ち上げてゆく‥‥‥‥つもりだったのだが―――。
持ち上げた瞬間ズシリ‥と箱に重みが一気にかかった。