俺様陰陽師
合格してもそれはあたしの実力なんかじゃないんだよ。
話したら、きっと華波は軽蔑する。
あたしの霊が視えるって事実を受け入れてくれている親友だから、嘘じゃないって理解して。
思うようにならない自分の身体が悲しかった。
だけど合格発表を見て、華波が喜んで抱きついてくるのが嬉しくて、あたしはその悲しみを飲み込んだ。
流されてしまう意志。
それでもいいか、って思っちゃった。
入学手続きのときに、事務員の女性に呼び止められるまでは。